私たちは「安定供給・品質の安定」の2つの課題を常に意識しながら取り組んでいます。

• ①安定供給を心がけています。

  梅は農産物であり、栽培環境の天候に大きく左右されます。開花期の寒波や遅霜は受粉を妨げ、果実の収量を減少させます。
  雹や台風や強風による被害も深刻で、枝折れや落果の原因になります。
  生産計画の最適化 需要予測をもとに、適切な生産量を確保・適正な在庫を維持し、供給不足や過剰在庫のリスクの軽減・リスク管理 の実施: 天候不順や市場変動などの外的要因に対応できる体制つくりを行っています。

• ②品質の安定を重要視しています。

  一貫した品質の原材料を確保し仕入先の選定や検査基準を設け、生産工程の各段階で厳格な検査を行い、異常を早期発見することで、 不良品の発生を抑える様に、製造に関わる人材のスキルと品質意識の向上に取り組んでおります。
  私たちは「紀の国ブランド」としての誇りを持って持続可能な製造を実現し、お客様にお届けしてまいります。

現在人の体をアルカリ性に保つ梅干の驚異的パワー

　梅干しは古来中国で生まれ､平安時代に日本に伝来した千年以上の歴史を持つ健康食品なのです。梅干には､人に必要 な全てのエネルギーが含まれていると言っても過言ではありません。昨今では､欧米型の食生活により体液が酸性化する と言った弊害が出ています。例えば､内臓器官の低下や血液循環の悪化等です。しかしアルカリ性食品の代表である梅 干しを食べることでその弊害を抑制できるのです。又､梅干しにはクエン酸が含まれており､食中毒予防の殺菌効果や疲労 回復に役立ち、子供や高齢者のカルシウム不足を補う効果もあります。
　このように梅干は､次世代においても私たちが自信と誇りを持って､お勧めすることができる健康食品なのです。

ひらい梅漬込みタンク

　完熟し、落下した梅を収穫した原料で、 通常この方法で収穫いたします。 アカマダラケシキスイの混入を防ぐために収穫ネットを敷き、さらに漬込み時には水浸水を行い対策を行っております。

手穫梅漬込みタンク

　手穫梅は６月上旬から６月末頃で、まだ自然落下するには少し早い 段階に手穫で収穫したものです。完熟に 比べ少し皮が硬めですが、 手穫のメリットとしては、完熟落下した梅に比べ、アカマダラケシキスイの混入リスクが格段に少なくなるのが、良い点です。 業務用原料として適しております。

【　工場での製造工程　】

【　洗浄行程　】

　自社工場で塩漬け、天日干しを経て樽詰めされた原料を 水洗い、異物除去、虫食いなど不良果の選別をします。 南高梅や熟度の高い梅は柔らかく薄皮で非常にデリケート なので一粒一粒丹念に洗浄して次の工程へと移ります。

【　調味　】

　はちみつやしそ漬など、紀の国食品秘伝の調味液で 味付けし、商品により漬込み期間は1 週間から1 か月 まで様々です。 担当責任者がOK を出した味、色の良いものだけが タンクから上げられます。

【　分析検査　】

　全ての梅は調味前後の2 回、品質管理室でPH ・塩度・酸度などを検査し、規格値をクリアして安全と判断されたものが次の工程へと進みます。

【　容器詰め　】

　品質検査をパスして漬け上がった梅は一粒一粒丁寧に細やかな気遣いの手作業で容器詰めされます。 完全にオートメーション化されたパッキング工程では金属検出機やウエイトチェッカーなどの機械が活躍 しますが梱包前の最終検査はやはり人間の目で行います。

【　出荷　】

　梱包された商品は出荷場に集まり、出荷担当者が振分 けをし各運送会社に依頼。お客様のお手元に送られていきます。

　★当社では、業務用をメインに、一般市販品・ギフト・ノベルティー商品まで、あらゆるご要望 に対応させていただきます。